親の心子知らず

近所の家が、立て続けに空き巣に入られた。 いずれの家も、鍵穴に特殊な工具を差し解錠するピッキング被害に遭っているため、私の家も新しい鍵に変えることにした。 どんな鍵が良いのか分からないため、新しい鍵に交換した御近所の家を見させてもらった。 私、「見た目は変わりませね」 新しい鍵に変えた御近所さん、「でしょ、なのに〇〇円もしたのよ」 私、「鍵を変えるだけで〇〇円もするの?」 思っていたより、鍵の交換費用は高かった。 高くても鍵を交換しなくてはならない、なぜなら、私には可愛い娘がいるから。モノが盗まれるのは構わないが、可愛い娘が被害に遭うかもしれないと思うと、父親としては可能な限りの防犯をしなくてはならない。 鍵屋さんにも、どの鍵が良いのか相談をすると、勧められたのは御近所さんが交換したのと同じ形状の鍵。 私、「どうする?」 妻、「近所で同じ鍵を付けていると、1件空き巣に入られると、他の家も容易に空き巣に入られない?」 私、「そうだな、鋭いな」 鍵屋さんが他の鍵を勧めてくれると 私、「どうする?」 妻、「うちだけ違う鍵って嫌じゃない?」 私、「どうして?」 妻、「他の家は鍵を開けられず、うちだけ鍵を開けられたら嫌じゃない」 私、「そうだね。御近所さんと同じ鍵が良いのか、それとも御近所さんと違う鍵、どちらが良いのだろう?」 娘、「迷うなら、2種類のカギを付けたら」 私、「そうだな、異なるカギなら空き巣犯は手間取るだろうな」 私の家の鍵は2つあるため、異なる鍵を付ける事が出来たのだが、異なる鍵を開けるのが面倒なのか、娘は1つの鍵しか閉めなくなっった。

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