我が家が合鍵を三本も作ったわけ

私の生活は結婚して妊娠してから、旦那の両親と同居する形となったのですが、その当時カギは二本しかなくて、いつも買い物に行くときに戸締りをするお義母さんが一本、そして旦那が一本という形で所有していました。お義母さんはしっかりした人で、同居当時70代でも色んな管理ができていましたし、私たちの世話も難なくこなしてくれて、私は助かることが多くてとても嬉しかったのですが、同居10年ほどが経ち、まず先にお義父さんがガンで先立ちました。その頃からでしょうか、気も抜けてしまったというのもあると思いますが、徐々にボケが始まってきてしまい、最初のころの兆候は口座から下ろしてきたお金がない、というところから始まってきてしまっていて、それなら一緒に探そうよというと箪笥の中の洋服に隠してあったようで、取られるかもしれないという恐怖から、自分にしかわからない所に物を隠す→数時間後わからなくなるとういう行動を繰り返すようになりました。そうなるとこちらも大事なものをなるべく管理させないようにしようということになって、その一つに鍵の問題があったのですが、お義母さんも私や主人、子供もいない時間に出かけないといけない用事がありましたので、やたら取り上げるわけにもいかず、しかたなく合鍵を一本増やしたため、我が家の鍵は三本になったという訳です。現在はお義母さんも仏様になりましたので、三本目の鍵は子供の鍵として使うことになっています。

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