玄関の鍵をなくして家に入れず隣の家のバルコニーから入った。

高層団地に住んでいますが、鍵はいつも財布に入れて持ち歩いています。その日はショッピングモールで買い物をして、帰宅するといつものように自宅へ入ろうと玄関の鍵を
財布から取り出そうとしましたが、見当たらないのです。もしかしてカバンの中に入れたのかと思い、隅々まで見てましたが、どこにもないのです。焦った私は、そこで戻っ
てきた道を引き返して、道端や溝などを見て歩きましたが、鍵は落ちていなかったのです。そこで鍵のサービス会社に連絡しようと思いましたが、その日に限って携帯電話を
自宅に置いたままで携帯していなかったので、困りはててしまい途方に暮れました。
また鍵の専門サービスを呼ぶと料金も高くつくので、できれば呼びたくないということもありました。私の自宅は高層団地の2階ですので、はしごを借りてバルコニー側から
入ろうとも考えましたが、そのはしごを調達することもできなかったので、しばらく考えこんでいました。そこで思案した末に、隣の家のバルコニー伝いに自室に入ろうと
考えたのです。隣のお宅とはそれほど親しいわけでもなかったですが、お互いに挨拶は交わしていたので、無理なお願いとは思いつつ、鍵をなくしたのでバルコニー伝いに自室に入らせてほしいと頼んでみました。隣のお宅は穏やかな老夫婦で、いやな顔ひとつせず頼みを聞いてくれました。
 それから、私は厚かましくも隣のお宅に上がらせてもらい、バルコニー沿いに自宅のバルコニーへ入ることができました。その時もし転落したらケガをするところ
でしたが、なんとか無事移動することができたのです。また偶々バルコニー側の窓の鍵をかけてなかったので、すんなりと自室に入ることができたので助かりました。隣の老夫婦には今でも感謝しています。

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